

四方を山に囲まれ、霧が多く、夏の蒸し暑さに冬の底冷え、
三重県内で最も寒さの厳しい地域であり、一日の寒暖差が特徴の自然豊かな地。
古来より奈良、京都などの都に隣接する地域として、江戸時代には伊勢神宮への参宮者の宿場町としても栄え、京・大和文化の影響を強く受けながらも独自の文化を醸成してきた地。
伊賀忍者の里、松尾芭蕉生誕の地であり歴史的資産を含め観光資源を多数有する地。
私たちが生まれるずっと前から積み重ねられた歴史の上に、平成から令和へと新たな時代を迎えた現代で、私たちきねやが日々の仕事を通じて取り組み願うのは、自らが愛する地元伊賀をより豊かな街にすること。
豊かさとは何か?
現代において、人の「価値観」には大きな変化が起こっており、それはますます多様化していると感じられます。
生活の基本である「衣食住」の在り方もこれまでとはまったく異なったものになるかもしれません。
食の在り方が人それぞれ異なる。
定住せず自由に移動して、自らが輝ける場所を探すようになる。
経済的価値だけでなく、より率直に自分の幸せを求めるようになる。
あくまで全ての人がそのような選択をするということではなく、様々な選択肢が特殊でない世の中になるだろう。
このような方向感の中で、地元企業として、「食」と「おもてなし」の企業として、
私たちなりの答えは、伊賀の美味しさを創り続けること。
生まれ育った伊賀の地で、名物・名所の創造に挑み続けること。
すでにある魅力を、「守ること」「伝えること」「補うこと」そして「育てること」。 素晴らしき先人たち、尊敬すべき先輩たちの想いも次世代へとつないでいこう。 子どもからお年寄りまで各世代がお互いを尊重し合い、より豊かで思いやりのある充実した地域社会の実現を目指して、 「伊賀という地域をもっと、心豊かな場所にするために」私たちは挑み続けます。